こんにちは!平日土日も毎日ワンオペ育児、フルタイムワーキングマザーのあらきまです。
我が家では私の第一子職場復帰と同時に病児保育フローレンスに入会し2015年から利用していますので、6年間の利用実績や体験談をブログでシェアします!
フローレンスの病児保育は高い?
使わなくても月額料金がかかる
フローレンスの病児保育は月会費制の共済型システムが採用されており、病児保育を利用しない月であっても最低月5000円程度の月会費がかかります。
月会費は子供の年齢と利用回数に応じて3ヶ月に一度見直しがされ、月1回程度の利用があった場合は8000円程度の月会費に変更となります。
使わなくてもお金がかかる、というのが「料金が高い」というイメージにつながっているのかと
月初回利用は9時間まで無料、以降は1時間2500円
フローレンスの病児保育には月1回の初回無料枠(8時〜18時30分までの上限9時間)が含まれています!超過分は1時間2500円(幼児の場合)です。
私はなるべく月1回の無料枠内での利用できるように調整していました!
2日連続で利用する際は、2日目は半休を組み合わせるなどして工夫していました。
月に2回利用すると、次回見直し時の月会費が+3000円ほど上乗せになり(11,000円台)、3ヶ月そのままなので、月2回利用はなんとなくハードルが高いイメージがありました
キャンセル料は朝6時まで無料
ちょっとお値段のハードルが高い印象がありますが、フローレンスがすごいのは、
朝6時までのキャンセルはキャンセル料無料!!
前日に子供の体調が悪く翌日の保育園休みを覚悟した日は、とりあえず前日中に病児保育を予約して、翌朝6時前に再度体温を計りなおし、37.5度未満だったときはキャンセルすることもありました。
結果的に利用に至らなくても、明日どうなっても大丈夫な体制を確保したことで、安心感が違いました!!
100%対応保証
フローレンスの病児保育の本当にすごいのは100%対応保証があるところ!!
- 前日15時〜20時までの予約は、翌日8時以降100%対応
- 前日20時〜当日8時までの予約は、予約確定から最大2時間後に当日100%対応
- 当日8時〜当日15時までの予約は、保育者の空きがある場合に限り当日対応可能!
(保育園のお迎えや、病院受診もお願いできます)
万が一のときに「必ず」来てもらえる、というのは本当に心強い!!
※2023/11現在、「フローレンスパンデミックモード」中につき、100%対応保証がありません・・・
約70%での対応率とのこと。早く従来の体制に戻ってほしいです。
キッズラインとの比較
私はキッズラインユーザーでもあります。キッズラインで病児保育を利用した場合とフローレンスの病児保育を比較してみました。
キッズライン | フローレンス | |
感染症 | 対応不可の感染症あり、個人差有 | 「はしか」以外は対応可 |
月会費 | なし | 最低5000円程度〜必要 |
保育料 | 相場は1時間2500〜3000円※保育者により個人差有 | 毎月初回9時間は無料 超過分は、1時間2000円 |
交通費 | 実費 | 実費(最大1000円) |
オプション料金 | 直前予約の場合1回につき +500〜1000円を徴収するケースが多い | 直前予約料金なし |
保育者の選定 | 予定に空きのある保育者を自分で探す必要あり必ず予約できるとは限らない 信頼できそうな保育者の方を見つけるだけで30分はかかりそう | 前日であれば保育者は必ず手配可能、 手配は5分あれば完了 |
キャンセル料金 | 48時間以内はサポート料金の50%負担 24時間以内はサポート料金100%負担 | 当日朝6時まで無料 |
〜費用負担シミュレーション(年間比較)〜
条件:1年のうち1回あたり病児保育9時間利用、1回は直前キャンセル発生(交通費除外)
※キッズラインの保育者の時給は3,000円にて仮定
キッズラインの場合 | |||
予約1 | 利用料金 | 3,000円✖︎9時間 | 27,000円 |
予約1 | 直前予約料金 | 1000円/回 | 1,000円 |
予約2 | キッズライン手数料 | 利用料金とオプション料金合計の20% | 5600円 |
予約2 | キャンセル料金 (24時間以内キャンセル100%支払) | 3000円✖︎9時間 直前予約料金 手数料の合計 | 33,600円 |
年間合計 | 67,200円以上 | ||
フローレンスの場合 | |||
利用実績0回期間中の月会費 | 5,500円✖︎9ヶ月 | 49,500円 | |
利用実績1回期間中の月会費 | 8,500円✖︎3ヶ月 | 25,500円 | |
年間合計 | 75,000円 |
費用面ではキッズラインのほうがコスト安ではありますがキャンセルポリシーが厳しい・・・!明日必ず来てくれるサービスコミットと、突発的な保育者手配の負荷のコストを考えると高すぎる、といったことはないようにも思えます
自治体の病児保育との比較
費用だけでいえば、自治体の病児保育の料金が最もコスト安です。私の自治体では1日2200円でした。復職時に念のため自治体の病児保育の利用申請はしていましたが、結局一度も使いませんでした。
理由は以下の通りです。
- 病児保育室が自宅から遠い(会社と反対方面に、約2キロ)
- 病児保育室への往復送迎が必要、病児のため移動はタクシーが前提
- 病児保育室の定員は4名のみ、事前に電話で空きを確認する必要あり
- 病気の回復期のみの利用が前提のため、そもそも「病後時保育」だった
- 利用にあたり医師が記載した様式を持参する必要あり
- 知らない環境や知らない先生に囲まれて子供が過ごすのが不安・・
条件が多すぎるし、ちょっとした発熱の場合は全く使えない!!
なお、フローレンス代表の駒崎さんのブログにも、他社サービスとの比較が記載されています。
病児保育に入会して得られたもの
総じて私はフローレンスを利用していて良かったと思っています!!
良かったと感じた点は以下の通りです。
明日必ず出社できる安心
夕方頃に保育園からの突然の電話を受け、すぐお迎えにいかなければならない状況になったとします。
特に子供が3歳未満までは呼び出しは頻繁。その度に残りの仕事を調整して・・・周りに頭を下げて退社。自分は全く悪くないのに、会社の同僚からの信頼貯金が少しずつ減ってしまっている不本意な状況になってしまっています。
病児保育という切り札があれば、突発で仕事に穴を開けるリスクを回避できるため、
責任のある仕事や大きな仕事も躊躇なくチャレンジできました!
20代後半〜40代前半の社会人として油がのっているこの時期に、育児を理由に仕事上での成長のチャンスを逃さずに済むのでは?と考えたりします
複数の選択肢をもつと精神的な余裕ができる
もし病児保育という切り札がなかったとしたら、子供が発熱して面倒を見るのは、
母親・父親・祖父母、になるケースが多いのではないでしょうか?
祖父母が近所に住んでいない場合、
遠く移動してもらってまで子供の面倒を見てもらうのはなかなかの負担をかけています。
もし、病児保育という第三者の選択肢があれば、こんな組み合わせで、子供の病児を乗り越えることができますよ!
例 | |
1日目 | 母半休→父半休 |
2日目 | 病児保育 |
3日目 | 母半休→祖父母 |
4日目 | 子供回復 |
選択肢があるということは、選択の自由があるということ!
ピンチのときに心の余裕を生み出すことができました
丁寧な報告で安心して子供を任せられる
フローレンスの報告は非常に丁寧でとっても感動的です。
メール
14時頃と、16時頃、それぞれ2回届きます。こんな感じのメールです。
報告書
手書きでびっしりと記載された報告書を、保育終了後にいただけるのですが、
これがすごい情報量!お昼寝中も呼吸チェックしてくれていたり(2歳迄)、
どんな遊びをして1日過ごしていたのか、手にとるように分かります。
私ではこんなしっかりお世話できない・・・!
過去6年間の病児保育利用実績
子供が保育園に入園した0歳11ヶ月の頃にフローレンスに入会し、5年が経ちました。
うち、約2年間は下の子の産休育休がありましたので一時休会をしていましたが、
3歳までは本当にフローレンスに助けられることがありました。
過去5年間で実際利用したのは4回のみ
過去の利用実績を確認したところ、我が家では1年に1回程度利用していました。
可能な限り自分の有休も使いながら最低限での利用としていました。
そもそも我が家は頻繁に体調を崩す子供ではありませんでしたので、病児保育は保険として契約している形でした。
利用実績 | |
1歳 | 1回(1歳7ヶ月)※発熱 |
2歳 | 1回(2歳2ヶ月)※発熱 |
3歳 | 2回(3歳2ヶ月)※アデノウィルス感染症 |
4歳 | 休会中(下の子の育児休業中) |
5歳 | 休会中(下の子の育児休業中) |
6歳 | 3回(保育園臨時休園に伴う健康児保育) 1回(6歳7ヶ月) |
4歳以降は体調を崩す機会がかなり減りましたが、特に0歳〜3歳までの間は保育園を頻繁に休む機会がありましたので、この間だけでも病児保育があると安心ですね。
6歳に休会を復活したところで、保育園が1週間臨時休園となりました!
その際にもフローレンスさんには非常に助けられたので、こちらでも記事にしています。
※注:2023/11現在健康児保育は実施しておりません
自治体からの助成や福利厚生サービスの割引券を利用できる
なお、月1回の無料保育枠を超えてしまったのは、3歳の1回のみ。
1時間2000円の費用が発生してしまいますが、その頃は私の住む自治体では病児保育の費用助成がはじまったため、月額費以外の利用額の半額が後日返金されました!
対象の自治体は限られますが、参考にしてみてください!
また、福利厚生会社による割引券にも対応していますよ!
病児保育は就業保障保険
これまでお読みいただき、病児保育はもったいないと思われましたか?
それとも必要コストと思われましたでしょうか。
それぞれのご家庭の環境によって判断は別れるところだと思います。
私も「もったいない」のでは・・・と思うこともあります。
しかしながら毎日必ず勤務ができて、当たり前のように業務を遂行できるのは
病児保育という就業保障保険に入っているからこそ。
貴重な30代の期間に、私は新しい挑戦や責任ある仕事を任せられる機会がありました。
これらは40代の私のキャリアに良い影響があると信じています。
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