体験談_保育園送迎をファミリーサポートセンターの方に依頼

ワーママライフ

平日土日ともにワンオペ育児でフルタイム勤務のあらきまです。
第二子出産以降は夫の仕事がこれまで以上に多忙になり、夫に保育園の送りが頼めない状況になりました。でも、これまで通りフルタイムで働きたい。
朝登園を自分が担当した場合、9時出社が難しくなってしまうので悩みました。
そこで既に登録していた、地域のファミリーサポートセンターに相談し
定期で子供二人の保育園送迎をお願いすることにしました。

この記事は

子育て中の方で、家族以外でサポートしてもらえる人を探している方
下の子の出産に伴い、一時的に保育園・幼稚園の送迎を代行してくれる方を探している方
自宅から保育園までの距離が離れていて毎日の子供の送迎の負担が高い方

のお役にたてば幸いです。

ファミリーサポートセンターとは

ファミリーサポートセンターとは、各地域の自治体や、社会福祉協議会等が主体となって運営されている団体です。地域において育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人が会員となり、育児や介護について助け合う会員組織です。
子育て家庭の援助を受けたい人と行いたい人のマッチングを行ってもらえます。かかる費用は民間と比較すると格安です。妊娠・出産時に自治体から配布されるパンフレット等で名前だけはご存知の方もいると思います。

ファミサポのしくみ | 一般財団法人 女性労働協会
ファミサポのしくみ のページです| 働く女性が妊娠、出産後も仕事を続ける制度や自宅近くに子供を預けられるサポートセンター等を女性労働協会がご紹介。

どんな人に援助してもらえるの?

私の場合は、これまで5人の方にお願いしたことがあるのですが、全員女性の方で、
育児が一段落した主婦(50代〜70代)、時差出勤をされているフルタイム会社員の方でした。みなさん地域の子育てに協力したいという善意を持って取り組まれていました。

依頼方法

依頼の大まかな流れは以下の通りです。慣れるまで、手続きはかなり煩雑です。

  1. 説明会参加
  2. センターへ電話依頼
  3. マッチング
  4. ご挨拶の電話
  5. 初回打ち合わせ
  6. サポート当日

説明会参加

各地で開催されているファミリーサポートセンターの説明会に参加し、
「依頼会員」として会員登録をします(無料)
※私の地域では、説明会は月に1回開催されていました

サポートセンター検索 | 一般財団法人 女性労働協会
サポートセンター検索 のページです| 働く女性が妊娠、出産後も仕事を続ける制度や自宅近くに子供を預けられるサポートセンター等を女性労働協会がご紹介。

センターへ電話依頼

実際にサポートが必要な状況になったら、ファミリーサポートセンターの窓口へ電話連絡し、希望するサポート内容(一時預かり・送迎など)を伝えます

マッチング

ファミリーサポートセンターのコーディネーターの方が、サポートをしてくださる「提供会員」の方を探してくれます。希望する条件にあう提供会員の方が見つかり次第、コーディネーターの方より、提供会員の方の名前と連絡先を電話で教えてもらえます。

ご挨拶の電話

依頼会員(私)から、提供会員の方へご挨拶の電話連絡をし、初回打ち合わせの日時を相談して決めます

初回打ち合わせ

原則提供会員のご自宅にて依頼会員の情報を個人情報を専用の用紙に記載し子供の申し送り事項などを伝達します。子供同伴必須です。
初回サポートの日時を相談して決めます。
なお、打ち合わせが必要なのは初回のみです。

もし打ち合わせをしてお相手に不安がある場合は、コーディネーターの方に相談すれば別の方を探してくれます。紹介された人に必ずお願いしないといけないということはありません。

サポート当日

相談したサポート(一時預かり・送迎など)を行っていただきます。

サポートの終了時に専用の用紙にそれぞれサインをし、提供会員へ謝礼をお渡しし終了となります

2回目以降のサポート依頼

一度マッチングしていただいた提供会員の方へは、2回目以降は依頼会員から直接電話で日時の調整をします。ファミリーサポートセンターのコーディネーターの方へ事前に相談する必要はありませんので、上のただし、日時確定次第、サポート開始前までにコーディネーターの方にサポート予定日時を電話で報告する必要があります。ファミリーサポートセンター全体で加入している保険適用対象とするためです。

ファミリーサポートを活用する上で工夫していること

初回打ち合わせで私が提供会員の方に確認していること

  • 自己紹介及び、どうして私がサポートを必要としているかをお伝え
  • どうしてファミリーサポートに登録されたのか経緯をお伺い
    (提供会員の方のサポート意欲の見極めのため)
  • サポートいただける日時を確認
  • 提供会員の方が、本業の仕事をされている場合は、勤務曜日と時間帯をお伺い
  • 今後の連絡手段の確認(固定電話・携帯電話・SMS・LINEなど)
  • (送迎の場合)交通手段の確認、徒歩・バス・電車・タクシーなど
  • (定期の場合)手続きはまとめて月末で良いか

上記の確認をして、お相手が信頼できそうな方で、日時が希望条件で受けて頂けそうな方であれば、正式にお願いをすることにしています。

提供会員さんは依頼会員の需要に対して人数が少ない傾向にあるため、もう引退したいのに引退できないでいる高齢の提供会員の方もいました。そういった方には無理にお願いするのが気が引けるため、初回に、登録経緯を聞くようにしています。

手続きをまとめて月末に

定期的な依頼の場合は毎日、サインと謝礼の授受が発生すると
煩雑になるため我が家の場合は、提供会員の方に了承いただいた上で、
毎月月末にまとめてサインと謝礼のお渡しをすることにしています。

保育園独自ルールのレクチャー

保育園の送迎の場合は、保育園までの道順、保育園の登園ルール(保育園入室方法、登園荷物の収納、子供の引き渡し)を提供会員の方にレクチャーしないといけないため、最初の数回は私も同行の上、ご案内しました。.

また園側には、ファミリーサポートセンターの方が私の代わりに送迎をすること、提供会員の方の会員証(写真つき)のコピーをお渡しするなどして、スムーズに先生との引き渡しが出来るように調整をしています。

毎日の保育園送迎の流れ

保育園は、我が家から駅と反対方向に1キロの距離にあります。
自転車だと片道7分ですが、ファミリーサポートの方には途中バスを使って登園してもらうことにしました。

7時35分 提供会員の方がご自宅出発(サポート開始)
7時45分 提供会員の方が我が家に到着
7時50分 提供会員の方と子供二人、私、で我が家を出発
     私はそのまま会社へ出勤

8時00分 提供会員の方と子供が最寄りバス停から乗車
8時15分 保育園登園、先生に子供を引き渡し
8時35分 提供会員の方ご帰宅、(サポート終了)

8時40分 私出社及び業務開始

もし私自身が送りをしてから出社した場合は以下の通りです。

我が家から会社までの通勤時間は、ドアtoドアで50分です。

7時50分 子供二人、私、で我が家を出発(自転車を利用)
8時00分 保育園登園、先生に子供を引き渡し
8時15分 自宅に一時帰宅(自転車駐輪のため)し、会社へ出勤
9時05分 私出社及び業務開始

自分で送迎をしてから出社した場合は、約30分遅れての出社になります。
雨の場合はバスかタクシーを使うため、それ以上の時間が必要となります。

園送迎を外部委託するメリットとデメリット

私のフルタイム勤務時間は9時〜17時45分までです

メリットは以下です。

  • 約30分の朝の時間帯の獲得
  • フルタイム勤務の実現
  • 登園時の肉体的疲労の回避
  • 登園時の精神的疲労の回避(「行きたくないー!」と子供が駄々を捏ねたときの対応)
  • 毎日確実に決まった時間に出社できる安心感
  • 家族以外に自分の子供の成長を見守ってくれる人がいる安心感
  • 子供がいろんな大人と接する経験

デメリットは以下です。

  • 費用(謝礼)がかかる
  • 提供会員の方との蜜なコミュニケーションが必要
    (保育園欠席時など)
  • 提供会員の方の事情で突然サポートが終了する可能性も
    (実際過去にありました・・・)

我が家の場合、謝礼は1日あたり1,250円(子供二人&往復交通費込)かかるため、
1ヶ月約25,000円の出費にはなりますが、フルタイム勤務と時短勤務の報酬(給与+ボーナスの合計)の差分で回収できますし、何より自分の精神的な余裕が生まれるため、必要経費として割り切ることができています。

なお、私が勤務している会社の福利厚生では、ベネフィットステーションと契約しているため、ファミリーサポートセンターの利用料金が月3000円補助されるため、とても助かっています! →すくすくファミリーサポート

他の福利厚生会社でも、同様の補助があるようですのでぜひ確認してみてください。
リロクラブ JTBベネフィット「えらべる倶楽部」

単発の預かり保育について

今回私のように定期の依頼ではなく、以下のように単発での依頼をお願いすることももちろんできます。

休日に美容院に行きたい、3時間だけ誰かに子供を預けたい
家庭保育中だけど、一時的に自分がリフレッシュしたい
友人の結婚式に出席するため、長時間子供を預けたい

ベビーシッター会社の一時保育(約2000円〜/時)と比較して大変安価(約700円〜/時※)です。※お住まいの地域による
ベビーシッター会社の場合は自身の家での保育が多いですが、ファミリーサポートの場合は提供会員宅での保育が原則のため、自宅に人を入れたくない人にも向いています。

ご飯やおやつなどを準備しておけば、食事の提供もしていただけるので、大変心強い存在です。

単発でサポートを依頼する場合はその都度提供会員の方に直接連絡をし、
希望日時での預かりの可否について確認をした上でサポートの依頼をします。

万が一希望の提供会員の方が都合が悪かったとしても、
コーディネーターの方にお願いすれば、新たにまた別の方を紹介してくれます。
ただし初回打ち合わせが必要ですが・・・

最後に

まずファミリーサポートセンターの窓口宛に電話でサポート依頼を相談すると、
コーディネーターの方から「ありがとうございます」と言われるのです。
子供を誰かに託すのに引目を感じる方もいると思うのですが、お礼を言われると私の心が軽くなったような気がして嬉しい気持ちになりました。

また、提供会員さんとは、お相手のお人柄や、初回は色々と打ち合わせして決めることがあり、この人にお願いして良いのかと判断することが多いですが、
もし信頼できる方に出会えたならばその後は定期的にお任せできるのでとっても私は助かっています。親戚のおばちゃんが増えたような感じですよ!

なお、ファミリーサポートセンターは子供が小学校6年生になるまで利用可能です。登録料も無料ですし、万が一の場合に備えて依頼会員に登録だけでもしておくと大変心強いと思います。
自分や家族以外で子供を見守ってくれる存在があると言うのは非常に心強いですよ!

この記事がどなたかのお役に立てればとても嬉しいです。

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